PCメンテナンス知識3
⑴PC用のCPU(種類)
Xeon (ジーオン)( 比較的高価で性能は高いCPU )
Core i7 ( 高性能で高いCPU )
Core i5 ( 一般的で高性能なCPU )
Core 2 Quad ( i7 の前に主流だったCPU )
Core i3 ( 値段も性能も超普通なCPU )
Core 2 Duo ( 結構古いけどそれなりに使えるCPU)
Pentium ( i3 よりも性能が劣るCPU)
Celeron ( 機能を抑えた安いCPU )
Atom ( 消費電力が低く性能も低いCPU )
⑵PC用のメインメモリ(種類)
DIMM
Dual In-line Memory Module の略。よく使われる主流のメモリモジュール。
RIMM
Rambus In-line Memory Module 。DIMM と似ていますが仕組みが違うので DIMM とは互換性がありません。
SO-DIMM
Small Outline Dual In-line Memory Module の略。ノートパソコン用に小型化したメモリモジュール。
MicroDIMM
SO-DIMM をさらに小型化したメモリモジュール。
⑶PC用の補助記憶装置
HDD
PCで作成したデータやインストールしたプログラム等を記憶するための装置。メインメモリに比べて速度は遅いが、電源を落としても記録したデータを保持可能。
光学ドライブ
CDやDVDなどを読み書きするための装置。ドライブ、メディア共に安価で扱いやすい。
補助記憶装置とは、名前から補助的な記憶装置としてマイナスイメージを抱くかもしれませんが、この補助記憶装置こそ私たちにとっての身近な記憶装置になります。
記憶媒体を読み書きする装置
という意味です。したがって、「HDD」はハードディスクという記憶媒体を読み書きする装置のことになります。つまり、ハードディスクが収まっている装置 のことです。
⑷光学メディアの規格(種類)
光学メディアとは…記憶媒体全版に使用されます。
SDカードなどのフラッシュメモリもメディアと呼ばれます。
差込式のUSBメモリなどもメディアとも呼ばれます。
メディアとドライブの違い
情報を記録するための媒体をメディア(Media)と呼びます。
メディアに記録するための装置がドライブ(Drive)と呼びます。
規格
CD-ROM,DVD-ROM 読み出し専用、書き込み不可
CD-R,DVD-R 一度のみ書き込み可、書き込んだデータは読み出し専用になる。
CD-RW,DVD-RW 役1000回書き換え可能
⑸無線LANの規格(種類)
Wi-Fi(無線LAN)規格の種類
Wi-Fi(無線LAN)には、「IEEE 802.11」という国際的な標準規格があります。現在一般的に普及している通信規格は、「IEEE 802.11a」「IEEE 802.11b」「IEEE 802.11g」「IEEE 802.11n」「IEEE 802.11ac」の5種類があり、略して「802.11a」や「11a」などと呼ばれることもあります。
これらの規格は、それぞれ最大通信速度や周波数帯などの特徴が異なります。各規格の策定時期と最高通信速度、使用できる周波数帯の関係は次のとおりです。
Wi-Fi(無線LAN)規格
策定時期
最大通信速度
周波数帯
IEEE 802.11a
1999年10月
54Mbps
5GHz
IEEE 802.11b
1999年10月
11Mbps
2.4GHz
IEEE 802.11g
2003年6月
54Mbps
2.4GHz
IEEE 802.11n
2009年9月
600Mbps
2.4GHz/5GHz
IEEE 802.11ac
2013年12月
6.9Gbps
5GHz
⑹ディスプレイ接続端子の規格(種類)
DisplayPort(DP) to VGA
「パソコンの出力端子:DisplayPort」で「モニター(ディスプレイ)の入力端子:VGA」の場合に使用します。
VGA to HDMI
「パソコンの出力端子:VGA」で「モニター(ディスプレイ)の入力端子:HDMI」の場合に使用します。
DVI to VGA
「パソコンの出力端子:DVI」で「モニター(ディスプレイ)の入力端子:VGA」の場合に使用します。製品によって異なりますが、一般的に逆向きも使用できます。
USB to DVI
パソコンのUSBからモニター出力するための、変換アダプターも発売されています。ただし、高額な製品となります。
⑺PC用電源の規格(種類)
電源とは
電源はパソコン全体に電気を流すという大切な役割があります。人体で例えると血液を流す心臓部といえます。
人の健康は、血流が大事であるというのと似ているのですが、安定している電源の電力供給もパソコンパーツの安定した動作・故障率の低下につながる傾向があるといわれています。
自作で使用する電源ユニット、ATX電源(エーティーエックスでんげん、英: ATX Power Supply)は、ATXコンピュータ用の電源回路を収めたユニットの標準規格、およびその規格に準じた電源ユニットを指す。
電源ユニットは、パソコンパーツのなかでも消耗しやすい部品で、2年おきに交換してもおかしくはないと言われます。自作ユーザーだけでなく、独自設計でなければメーカー製パソコンでも交換することができます。
メーカー製パソコンに付属している電源はあまり大したものではありません。少し予算をかければ、高品質なものに換装できるので、独自カスタマイズの余地があります。
⑻PC用バスの規格(種類)
バスとは…データ伝送路および伝送方式の一種で、複数の装置や機器、
回路が一つの信号線を共有し、
それらの間で相互にデータをやり取りできる構造のものをバスという。
・種類
内部バス(internal bus) CPU(中央処理装置)の内部で回路間を接続するバス
外部バス(external bus) CPUとコンピュータ内の外部に装置(メインメモリなど)を
接続するバス
拡張バス(extension bus) コンピュータ本体(の電子基板)と拡張カードや
周辺機器などを接続するためのバス